東洋大学大学院国際観光学研究科主催のシンポジウム「オーバーツーリズムへの取り組みと持続可能な観光の実現に向けて」が10月21日、東京都文京区の同大学白山キャンパスで開かれる。副題は「ベネチアの現状と観光地のモニタリング方法」。ベネチア・カフォスカリ大学国際観光経済研究センター所長のマーラ・マネンテ教授らが登壇し、講演や意見交換を行う。参加者(定員100人、無料)を募集している。
マネンテ教授が、EUの観光地のモニタリング指標であるETIS(欧州版観光指標システム)の概要や指標の考え方、活用法などを解説。イタリア・ベネチア市の観光の現状や取り組みなども紹介する。
東洋大学大学院国際観光学研究科の古屋秀樹教授らによる「オーバーツーリズムのモニタリング方法に関する一考察」などの講演、マネンテ教授らをコメンテーターに持続可能な観光地形成に関する意見交換も行われる。
会場は東洋大学白山キャンパス8号館7階の東洋大学125記念ホール。時間は午後1時30分~午後5時。当日は紙媒体での資料配布はないが、大学のWi―Fiが利用可能でウェブ上に掲載する資料を参加者自身のパソコンやタブレットで閲覧できる。
参加申し込みは、ウェブサイトから(http://www.toyo-tourism.com/)から。申し込み多数の場合は抽選。10月1日ごろ抽選結果、参加について連絡する予定。