観光分野を核にメディア事業を展開するアイーダ(岩崎徹社長、本社・東京都渋谷区)は11日、体験プログラムなどの地域が発信する観光情報を消費者向けに紹介するウェブサイト「チキタビ」(http://tikitabi.com/)を開設した。現在、47都道府県のプログラム約5千件をはじめ、イベントやグルメの情報などを掲載。自治体や観光協会、観光事業者などが無料で情報を掲載できる。
地域と消費者を結び付ける観光情報プラットフォームを目指している。「観光を通じた交流人口の拡大で地域活性化に貢献したい」と同社。09年3月末までに、体験プログラム5万件を含む10万件の情報を掲載する考え。
体験プログラムの掲載例は、北海道の牧場が主催する乳搾りなどの酪農体験、群馬県の博物館による恐竜の化石発掘体験、長野県のテーマパークが提案する縄文人変装体験など。このほかにもイベントや観光スポット、グルメ、土産品などの情報を掲載している。
体験プログラムなどの情報掲載は、独自の入力画面を通じて、24時間受け付ける。一方、サイトを訪れる消費者も、掲載内容についての感想などの書き込み、写真掲載などが可能になっている。