よみうりランド(東京都稲城市、神奈川県川崎市)は来年3月14日、よみうりランド遊園地に隣接した日本庭園にエンタメ植物園「HANA BIYORI(はなびより)」を開業する。さまざまな角度から植物に焦点を当てた、エンターテインメント型の植物園。常設としては日本初の「花」と「デジタル」を融合したプロジェクションマッピングショーや、花の香りや彩りが体感できるワークショップなどを行う。「花」「緑」「色鮮やかな水族」を展開し、新たな価値を提案する。
HANA BIYORIは、同社が2019年の創業70周年を機に打ち出した成長戦略「飛躍」のスーパー遊園地構想の第1弾。総面積は約4万平方メートル。約1500平方メートルの温室内には、関東最大級の300を超えるフラワーシャンデリア(吊り花)のほか、植物園では日本初出店となるカフェ「スターバックス」、沖縄の海を彩る海水魚やサンゴが楽しめる長さ8メートルの大型アクアリウム、コツメカワウソの生態を学べる展示スペース、「水のある場所は、人が集まる場所になる」をコンセプトに室内緑化のプロ集団「parkERs」がデザインを手掛ける飲食スペースなどを設ける。
このほか、屋外広場では、約2万本の花が植えられる。春は、桜、アリッサム、ネモフィラ、マーガレットなどが見ごろとなる。貴重な文化財が並ぶ日本庭園も歩ける。
「初年度は24万人の集客を目指す。日本初となる花とデジタルが融合した幻想的なイマーシブエンタメショーをぜひ楽しんでほしい」と同社。
カフェテリア(イメージ)