新型コロナウイルスによる宿泊客の減少に歯止めをかけようと、宮城県の旅館・ホテルの女将で組織するみやぎおかみ会(阿部憲子会長=南三陸ホテル観洋、約40会員)は子ども作文絵画コンクール=写真はチラシ=を実施する。阿部会長は「(コンクールを通して)観光業界が少しでも盛り上がり、活性化につながれば」と期待する。
「みやぎにいったよ!『お宿の思い出』こども作文コンクール」は、観光地・宮城のイメージ回復と、子どもたちへの文化、芸術活動促進の狙いもある。
県内の旅館・ホテルなどに泊まった際の、思い出に残る出来事を作文や絵にして送ってもらう。幼児(絵のみ)、小学生、中学生の3部門を設定。募集期間は3月26日から5月30日まで。最優秀賞や優秀賞、特別賞などを選び、ペア宿泊券や入浴券などを贈る。
新型コロナによる自粛ムードの広がりで、同県の宿泊キャンセルも相次いでおり、宿泊業界は厳しい環境下にある。阿部会長は「情勢にひるむことなく、地域の活性化に取り組む」と力を込める。