岐阜県恵那市串原地域のふるさと応援歌実行委員会は14日、東京・六本木の県東京観光情報センターで記者会見し、市のイメージアップや都市と農村の交流人口増を図る狙いで作曲したふるさと応援歌「ささゆりの里」を披露するとともに、「観光大使・使節団選抜全国歌合戦」をPRした。
串原は恵那市と合併する以前の91年、旧串原村時代に、村おこし演歌「くしはら風の恋歌」の全国発売と「土地300坪争奪全国歌合戦」を開いた。”自治体歌”は12万枚を売り上げたという。今回も、前回と同様に市町村応援歌活動を行っている嶺陽子さんが歌う。ささゆりは同市の花で、くしはら温泉の湯名もささゆりであることから、「ささゆりの里」とした。
また、2回目となる全国歌合戦は、賞品として棚田米コシヒカリ600kgを用意。個人の部とコーラスの部で課題曲(ささゆりの里、くしはら風の恋歌)を競い、それぞれ優勝者を選出する。本選は6月17日に岐阜県のくしはら温泉で行われる。
同実行委の三宅明会長は「串原と同じように過疎に悩み、合併の中で埋没してしまうのではないかと不安をもつ地域に、『ささゆりの里』が日本のふるさと応援歌として元気を与えられれば」と語った。
応募方法は4月30日までに課題曲をカセットテープやMDなどに収録して同実行委まで郵送または持参する。問い合わせ先は、(TEL0573・52・2111)。
中央が歌手の嶺陽子さん