すしロボットメーカーの鈴茂器工(東京都練馬区)は4月19、20の両日、36回目となる恒例の製造実演展示会「スズモフェア2022」を東京都豊島区のサンシャインシティ文化会館で開いた。感染症対策を講じるため今回も昨年同様、事前予約制で開催されたが、約300人の参加を集め、盛況のうち幕を閉じた。
宿泊施設や飲食業界関係者らを対象に、シャリ玉、おむすび、のり巻き、いなりずしの製造用ロボット・機器を中心に多彩な製品を展示した。
目玉は10月に発売を予定しているご飯盛り付け機「Fuwarica(ふわりか)」の最新型。約3.3升の大容量に対応する。Fuwaricaは、ボタンを押すだけで、温かいご飯をいろいろな容器や器に盛り付ける。
併せて、省人化を支援するシャリ玉を容器に自動で盛り付ける新製品に加え、子会社の日本システムプロジェクトによる自動配膳ロボットなどを提案した。
同フェアではロボット、機器だけでなく、シャリボックスなどの資材製品に加え、グループ会社であるセハージャパンの食中毒予防・ウイルス対策製品や、計15社の共同出展各社の関連製品なども展示した。
スズモフェアは今回の東京会場を皮切りに今後、全国5会場で開かれる。今後の予定は、5月24、25日=広島「広島産業会館」▽7月5、6日=札幌「アクセスサッポロ」▽9月6、7日=大阪「マイドームおおさか」▽9月14、15日=名古屋「ウインクあいち」▽10月26、27日=仙台「サンフェスタ」。
シャリ玉を容器に自動で盛り付ける新製品