公益社団法人のさいたま観光国際協会はこのほど、今年で40回目を迎える「大宮薪能」について、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためオンライン配信で開催すると発表した。PR動画も作り、さいたま観光大使でお笑い芸人の「すゑひろがりず」が歴史と魅力を伝える。また、JR大宮駅で薪能のポスター展も6月7日まで開催する。
薪能はさいたま市の武蔵一宮氷川神社境内で事前収録し、テレビ埼玉の特別番組として6月12日夕に放送。また、同13日から9月12日まで、同協会やテレ玉のユーチューブチャンネルで配信する。視聴料はとらない。演目(金春流)は素謡が「翁」、能が「羽衣」。
すゑひろがりずは氷川神社を訪れて大宮薪能の歴史と魅力を伝えるほか、大宮盆栽美術館にも足を運び、見どころを紹介する。8月12日まで同協会、テレ玉、吉本興業のユーチューブチャンネルで配信する。
大宮薪能は、東北・上越新幹線の開業を記念し、地域文化振興と新しい観光の創造を目指して1982年5月に初めて氷川神社境内で開催された。