中国地方最大の民泊受け入れ人数
広島県北東部に位置する庄原市は、中国山地のほぼ真ん中に位置し、島根県、鳥取県、岡山県に隣接しています。夏の新緑や秋の紅葉、冬の雪などが里山の四季を彩ります。農業生産量が広島県内最大級で、穀物、野菜、果樹、畜産などその形態も多様です。このような資源を生かし、豊かな自然や農林業などを中心に、庄原市全域で四季を通じた体験が可能です。
■地域の魅力と課題
魅力(1) 住民主体のまちづくり活動 オープンガーデン、逸品作りプロジェクト、比婆山神話観光ガイド、ブランド米の構築など、住民の地域への愛情が深くまちづくりの活動が盛んです。
魅力(2) 広島県で最大級の農業のまち 県内でも最大級の農業王国で、独自の米作りや畜産業、西日本では珍しいリンゴ栽培や四季がもたらす食材など、食育の現場がここにあります。
魅力(3) 多様な文化が息づくまち 島根、鳥取、岡山と隣接し、山陰、山陽の文化を併せ持つ庄原市。中国山地の大自然に囲まれ、自然と共生する里山の暮らしが受け継がれています。
課題(1) 地域活力の低下 少子高齢化に伴い、地域の活気が失われています。先祖から受け継がれてきた伝統的な里山の暮らしも継承が危ぶまれています。
課題(2) 里山景観の維持が困難 耕作放棄地の増加、農地、山林の保全管理が困難になっています。里山の自然環境が失われ、人と自然のバランスが崩れつつあります。
課題(3) 集落機能の低下 人口減少による地域の担い手の減少で道路や水路の清掃、雪かきなどが困難となっており、地域での助けあいも限界となっています。
■心を育む民泊体験(ホームステイ)
現在庄原市では145軒の受け入れ家庭があり、320人程度の受け入れが可能です。庄原市の民泊体験では、生徒の皆さんを家族の一員として迎え入れ、一緒に笑ったり、協力したりと、同じ時間、体験を共有し、人との絆や温もりを感じていただき、コミュニケーション能力の形成を図ります。
■お薦めプログラム
ラフティング体験(160人×2回)
8人乗りの特殊なゴムボートに乗り込み、みんなで力を合わせて川を下る「ラフティング」は、チームワークと主体性の醸成に最適です。フィールドとなる西城川(コース全長約5キロ)では、中国山地の美しい大自然を満喫することができます。また、西城川は古来より舟運として利用され、今でもその名残りを垣間見ることができ、歴史、地理、環境など多岐にわたって学ぶことのできるプログラムです。
森林間伐体験(100人)
中山間地域では人口減少・少子高齢化に伴い、山林の保全管理が困難になっています。こうした地域の課題を学び、持続可能な社会の実現に向けて取り組む探求型の地域社会貢献プログラムとして、枝打ちや間伐体験などのプログラムを用意しています。この体験を通じて、中山間地域の現状と課題を理解するだけでなく、課題解決に向けて自分で考え実践する力を育むプログラムです。
広島湾ベイエリア・海生都市圏研究協議会
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