趣異なる二つの大浴場
鬼怒川温泉はその昔、日光の寺社領だったことから、日光詣帰りの諸大名や僧侶たちのみが利用できる、由緒ある温泉だった。鬼怒川渓谷沿いに建つ老舗ホテル、鬼怒川温泉ホテル(金谷譲児代表取締役社長)ではその温泉が堪能できる。
アルカリ性単純泉の湯は肌がツルツルになる美肌の湯で、刺激もなく、敏感肌の人も安心して入れるのがうれしい。
木造大浴場「渓谷の湯」と石造大浴場「湯里」の趣の違う2種類の広々とした大浴場がある。
トルマリン、ゲルマニウムや露天岩風呂など計10種類(各所5種類)のテーマ浴槽があり、男女入れ替え制で両方の大浴場を楽しめる。
家族やカップルに人気なのが貸切露天風呂で、陶器の浴槽を配した「とうき」と、木造り風「きはだ」の2種類がある。きはだはバリアフリー対応。とうきは1人用の陶器の浴槽が二つあり、一寸法師になった気分で楽しめる。
▽栃木県日光市鬼怒川温泉滝545。TEL0288(77)0025。https://kinugawaonsenhotel.com/
木造大浴場「渓谷の湯」