柔軟なカスタマイズが可能
山口県油谷湾温泉(長門市)の「ホテル楊貴館」は、新日本コンピュータサービスのホテル・旅館向けフロントシステム(PMS)のユーザー。フロント会計、予約管理、顧客管理の各標準機能に加え、厨房インフォメーションシステム、オーダーエントリーシステムなど各種のオプションシステムを導入。業務の効率化とサービスレベルの向上に役立てている。
2020年、従来のシステムから切り替えの時期を迎え、さまざまなシステムを検討していたところ、柔軟なカスタマイズが可能なことや、機能面、コスト面などを総合的に判断し、同社のシステムに決めたという。
厨房インフォメーションシステムは、当日の料理内容や数量のデータを厨房のモニターに表示するシステム。変更があった際はフロントからの操作で即時に厨房へ情報を伝達でき、人がフロントと厨房の間を行き来する必要がない。
食事処での注文をスマートフォンで受け付けるオーダーエントリーシステムは、従来のような手書きの伝票が不要となり、精算における人的なミスの解消とともに、ペーパーレス化にもつながっている。「当館は高齢の従業員も多いが、システムが簡単なので早い段階で使いこなせるようになった」と同館代表取締役の岡藤智加子さん。
岡藤さんは「システムの導入に、かなり柔軟な対応をしていただいたのに加え、IT補助金の導入など、さまざまなアドバイスも頂いた」と同社の顧客対応を評価する。
人気の観光スポット、元乃隅神社と角島の中間点にある一軒宿。海を一望する眺めの良さと、ペーハー9.8というアルカリ度の高い「美肌の湯」が自慢だ。新日本コンピュータサービスのシステムが同館のサービスを陰で支えている。
「ホテル楊貴館」全景https://njcs.co.jp/