「東北ハウス」で魅力を発信 三陸鉄道が20日に運行再開
東日本大震災津波から9年が経過します。震災からの復旧・復興のために、全国の皆様から多くのご支援や励ましをいただき、心から感謝申し上げます。
岩手県では、これまで、県民一丸となって、東日本大震災津波からの復旧・復興の取り組みを進めてきており、昨年は、三陸地域全体を会場とする広域的・総合的な防災復興行事である「三陸防災復興プロジェクト2019」の開催や「ラグビーワールドカップ(W杯)2019」の釜石での開催、「伝統的工芸品月間国民会議全国大会(KOUGEI EXPO IN IWATE)」の開催など、県内で大きなイベントが続き、三陸地域、そして岩手が持っている魅力を国内外に伝えることができました。
観光面でも、平成31年3月の三陸鉄道リアス線全線開通から、11月の「KOUGEI EXPO IN IWATE」までの長期にわたり、「いわて幸せ大作戦!!」観光キャンペーンを実施し、県内の観光を盛り上げてまいりました。
今年は、昨年の台風第19号で被害を受けた三陸鉄道が、3月20日に全線運行再開を予定していることに加え、復興五輪を掲げる東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の会期中には、東京都内に開設される「東北ハウス」で、東北、そして、本県の伝統文化や観光物産などの魅力を発信します。
また、東日本大震災津波から10年の節目となる2021年には、東北6県で「東北デスティネーションキャンペーン」が展開されます。引き続き、オール岩手で国内外の皆様に復興支援への感謝をお伝えするとともに、「観光の力」で岩手を盛り上げ、復興とその先を見据えた地域の活性化につなげていきたいと考えています。皆様の本県へのお越しを心からお待ちしております。
岩手県 達増拓也知事