地方創生の政策が進められる中で、日本版DMOという言葉が盛んに語られている。DMOは欧米で誕生した概念だが、日本でもこのような機能を持った観光地域づくり推進組織が必要であると考えられるようになった。
清水氏は大正大学地域構想研究所(東京都豊島区)の教授で、日本版DMO(観光地域づくりプラットフォーム)推進研究会顧問などを務める。全国13観光圏協議会など各地域へのアドバイスをしている体験をもとに執筆し、本書はまさにDMOの教科書といえる。
本書は、「日本版DMOによる観光地域づくり」の解説をはじめ、DMOの基礎知識や日本版DMOの概要を最新実例を交えて分かりやすく説明する。
また、地域で活躍しているキーマンにインタビューを行い、生の現場の声も伝え、内容を充実させている。
価格は2300円(税別)。120ページ。製作を行ったティー・マップのホームページで販売している。書籍販売についての問い合わせ先は同社TEL03(5907)3971。