京都を訪れる外国人観光客数は増加の一途をたどり、タクシーやホテルで、またガイドとして、もしくは同僚、知人として外国人を案内する機会も増えてきた。観光名所にあるパンフレットをそのまま訳すのは簡単だが、それでは外国人に全然伝わらない。そんなとき、「どうやって案内すれば楽しんでもらえるだろう」と悩んだ経験はないだろうか。
杉原氏は1958年京都市生まれ。同志社大工学部卒。全国通訳案内士として活躍する。JFG(全日本通訳案内士連盟)理事、京都市観光おもてなし大使を務めた。
本書は、外国人観光客に京都を案内するとき、どのように説明すれば満足してもらえるかを、現役の通訳案内士が、清水寺、二条城、金閣寺、嵐山など観光スポットを例に挙げて指南。ガイディングのコツと下準備なども解説する。
価格は1600円(税別)。159ページ。問い合わせ先は淡交社TEL075(432)5151。