堀坂社長（前列中央）と新入社員
日本旅行は1日、東京の同社内で2019年度入社式を行った。今年度の新卒者採用人数は93人（男性38人、女性55人）。堀坂明弘社長は、旅行業界を取り巻く環境や、環境の変化を見据えた同社の戦略を述べるとともに、「『出る杭』となることを恐れず、一人一人が変化を起こしていくことが日本旅行の変革につながる」と新入社員に訓示した。
発言の要旨は次の通り。
「われわれ旅行業界を取り巻く環境も急速に変化しており、国内外のＯＴＡの台頭、宿泊施設や運輸機関などのサプライヤーの直販化の進展、お客さまのニーズの多様化、インバウンドのＦＩＴ化など、今後も加速度的に変わっていく」
「そういったさまざまな変化の中でも特に、日本国内の人口減少による中長期的な国内市場の縮小が心配されることから、会社としては海外に主眼を置いた『グローバル戦略』の強化が必要であると判断した。会社組織においても、私が本部長を務める『グローバル戦略推進本部』を今年1月に設置し、海外各エリア・国ごとのインバウンド、アウトバウンド、法人営業、個人旅行営業の全体戦略を立案し、推進している」
「皆さんにとって入社はゴールではなく、この会社で実現させたいことがあるからこそ、今この場にいるはず。夢の実現は一人ですることはできないが、実現に向けて動き出すこと、行動することは一人でもできる。今の皆さんだからこそ持ち合わせている、その若い感性や柔軟な発想と行動力を思う存分発揮され、『出る杭』となることを恐れず、一人一人が変化を起こしていくことが日本旅行の変革につながる。ぜひとも日本旅行の未来を担う中心的な存在になっていただきたい」
堀坂社長（前列中央）と新入社員
