静音性に優れたペルチェ式
観光客向けの宿泊特化型ホテルを経営・運営するからくさホテルズはこの7月、全国で7軒目となる「からくさホテル TOKYO STATION」(151室)をオープンした。JR東京駅から徒歩で約5分という好立地で、21平方メートル以上のツインルームを43室用意。3人まで宿泊できる部屋は94室で、そのうち40室は隣り合う客室を内扉でつなぎ、最大6人まで利用可能なコネクティングルームとした。宿泊の多数がインバウンドのため、「3室ある和室が人気」と同ホテル支配人の後藤正行氏。
多くの部屋のシャワーブース、洗面台、トイレはセパレート型で複数人が宿泊しても快適に過ごせる。全館無料Wi―Fiはもちろん、長期滞在に便利なランドリーコーナーも備えている。また、客室冷蔵庫には三菱電機エンジニアリングの電子冷蔵庫を採用し、顧客満足度の向上を図った。
この冷蔵庫は、振動がなく静音性に優れたペルチェ方式を採用。そのため、起動音や振動のあるコンプレッサー方式と比べて静振性、静音性に優れる。加えて、輻射(ふくしゃ)冷却方式を採用しているため、温度ムラが少なく、乾燥しにくい高品質の冷蔵保存も特徴だ。
同館では、和室とスーペリアツインの合計13室に40リットルタイプを、残りの138室に20リットルタイプを導入した。40リットルタイプは、木目調の色合いとデザインが和室のデザインに合うと判断。また、20リットルタイプは、奥行きが薄く、客室家具にすっきりと収まる点や、40リットルと20リットルタイプともに、静音性に加え、飲料などが多く入る点を考慮した。
併せて、保守性能の高さも評価する。「庫内がフラットなので掃除が楽」と後藤氏。
設置された電子冷蔵庫
スタンダードツイン with Sofa Bedのコネクティングルーム
ペルチェ方式 電子冷蔵庫|三菱電機エンジニアリング株式会社