各種ウイルスに高い効果
広島県を代表する宿泊施設、リーガロイヤルホテル広島(広島市、計491室)は、1955年に広島の迎賓館として誕生した新広島ホテルが前身。市の中心に位置し、日本の四季を映した旬の素材などを使った料理で、国内外多くのVIPをもてなしている。
その同ホテルでは、2018年5月から森永乳業が提供する微酸性電解水生成装置「ピュアスター」を活用した衛生管理を実践している。
機種は1時間あたり300リットルを生成する小型装置の「ミュークリーンⅡ」を主厨房「コール(仕込み室)」に2台と、レストラン「ダイニング ルオーレ」の厨房に1台設置。「当初はHACCPに対応することを目的に導入をしたが、セントラルキッチンシステムを導入したため、昨年3月には追加で1台購入した」と総料理長の豊田光浩氏。
ピュアスターは塩素系殺菌料としての有効成分とされる次亜塩素酸を電気分解によって自動で生成。一定した低い塩素濃度と微酸性に自動調整しながら連続的に出水する。
各種ウイルスや、芽胞にも高い効果が確認されているという。
同ホテルでは、野菜やカット前のフルーツの表皮など食材の洗浄に重点を置いている。
特に、サラダ用の野菜の洗浄に関しては、ホテル内でマニュアルを作成する徹底ぶり。「水洗いをした後に、ピュアスターを20分間流し続けた食材を提供する」と豊田氏。
「ピュアスターを採用する前は、次亜塩素酸を希釈して洗浄していたが、業務の効率化と品質管理を同時に実現できた」と話す。
また、水道水感覚で使えるほか、においが少なく、誤飲しても無害であるため、将来的に各厨房への配置を検討するほどだ。
この件についての問い合わせ先は、森永乳業・ピュアスター販売グループTEL03(3798)8199。
リーガロイヤルホテル広島の豊田総料理長
ピュアスター