誇れる技術・魅力の次世代への継承
愛媛県旅館ホテル生活衛生同業組合は、旅館・ホテルで優れた技術を持つ職人を「生衛マイスター」として選定。これら技術の伝承や表彰事業も行っている。
旅館・ホテルはフロント・部屋係などの宿泊部門や調理・料理部門、宴会・料飲部門、ブライダル部門、施設管理部門、支配人など総合職と、多種多様なエキスパートが働いている。
組合はこれらエキスパートが引退すれば、「優れた技術が永遠に失われることになる」と、その伝承への事業を企画。
組合理事による選定委員会で「えひめ生衛マイスター」6店舗6組を選定。これらマイスターの施設に赴き、それぞれの優れた技術やインタビューを収録。これらを収めたDVDと技術報告書を作成した。
DVDと技術報告書は若手後継者や従業員らの研修資料として活用。さらに「インターンシップや県民に向けた業界のPRでも大きなツールとなる」と同組合。
マイスター6店舗6組の表彰式を令和4年3月18日、行政や関係機関、関係者などを集めて開催。それぞれに表彰状と盾、プレートを授与するとともに、制作したDVDを放映、鑑賞した。