群馬県後期高齢者の健康づくりの推進
群馬県旅館ホテル生活衛生同業組合は、75歳以上の「後期高齢者」の健康づくりを支援する事業を始めた。高齢者の宿泊に割引やプレゼントなどの特典を付与。外出を促し、健康の維持、促進に役立ててもらう。「宿の利用促進にもなるウィンウィンの取り組み」と同組合。
「アクティブぐんま75」と題し、同県後期高齢者医療広域連合などと協定して開始。県内に約28万人いるという後期高齢者を対象に、組合加盟施設を利用する際、さまざまな特典を付ける。同連合によると、後期高齢者医療と旅館との健康づくりの協定は全国初という。
特典は宿泊割引や飲食のサービス、客室のグレードアップなど、施設により異なる。「親孝行割」の名称で、親子2世代、3世代で宿泊した家族に宿泊料を一定額割り引く特典が目玉という。
伊香保、草津、水上、四万など30軒の組合員旅館・ホテルが参画してスタート。「具体的な成果は今後出てくるだろうが、平日の宿泊者増加につながることや、『親孝行割』をきっかけとして親と子や孫の絆が一層深まることが期待される」と同組合。