「金沢の宿・おいしい朝ごはん」プロジェクト
石川県の金沢市旅館ホテル協同組合は、朝食メニューをアピールする「金沢の宿・おいしい朝ごはん」プロジェクトを行っている。4年目を迎えた今回は、「日本海の朝ごはん」をテーマに、地元の海の幸を中心にしたメニューを提供。ウェブで情報発信するとともに、顧客のSNSへの投稿も促した。
北陸新幹線の開業を機に、食を通して宿の魅力をアピールしようと開始。これまで「こだわりの一品」「金沢のとうふ」「加賀野菜」をテーマに行っている。
30年度は10月から翌年2月までの5カ月間、組合加盟の13軒が「のど黒一夜干し」「甘海老茶漬け」「いしるの湯豆腐」など、「日本海―」のテーマに沿ったオリジナルの朝食メニューを提供した。
組合はこれらの料理の写真を掲載したパンフレットとポスターを作成。ウェブにも掲載し、広く情報発信した。顧客に向けても朝食の写真を撮り、SNSに投稿するよう呼び掛けるなど、積極的にPRしている。
宿の調理や営業担当者が集まり、試食や料理の研究を行う「朝ごはん研究会」も立ち上げ。食の満足度を高めようとの意識が一層高まっている。