皆さま、新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
訪日外国人観光客4千万人を目標とする2020年、いよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。首都圏を中心に全国のバスが東京で活躍します。一部自動運転バスも登場するようですが、まだまだバス運転手がいなければバスという交通インフラは機能しません。令和2年の年始に当たり、今後のバス運転手採用について考えてみました。
現在、「人手不足」が日本全体の深刻な問題です。少子高齢化で労働人口が減り、さまざまな業界で採用が課題になっています。また、離職を防ぎ、いかに定着させるかも同時に重要視されています。業界一致団結型、エリア一致団結型の採用も増えてきました。一社一社が努力していることはいうまでもないのですが、なかなか個社ごとでは効果が出しづらい(応募~採用~定着に結び付きにくい)からです。
バス業界でも、各運輸局やバス協会や行政がエリアを取りまとめ、採用セミナーや合同就職説明会を開催するケースが増えてきました。その成果もあり、採用確率が格段に上がってきています。またバス運転手を目指す新卒や女性の採用も活性化してきています。「バス運転手は中高年の男性の仕事」という固定概念を打ち破り、これまでと違うターゲットの獲得を目指すことが今後の人材採用において重要なポイントです。
当社は、国内唯一バス業界に特化した人材採用支援会社としてその重要なミッションを遂行すべく、バス事業者の皆さまに、バス業界に、地域交通に、高齢化社会に、観光産業に、そして日本経済のお役に立つよう、社員一同、年始に当たり気持ちも新たにますます尽力してまいります。本年が全ての皆さまにとって素晴らしい1年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
(リッツMC代表取締役社長兼女性バス運転手協会代表理事)