手書きマップで観光案内
「萩城三の丸 北門屋敷」(吉村譲社長)は、世界遺産「萩城下町」の中に位置する唯一の旅館だ。萩城内、かつて城を守る重臣たちが居を構えた萩城三の丸の毛利一門、吉敷毛利家屋敷跡にある。藩政時代からほとんど変わらない町割りと、当時の面影を色濃く残した武家屋敷群。江戸時代の息づかいをそのまま感じられる。
宿周辺の上級武家屋敷はもとより、萩城下町や萩城跡までも徒歩圏内と、散策にも最適で、それを目的としたお客さまも多い。そのため、旅館の通常の接客の他、歴史案内を含む観光案内に力を入れている。
ガイドブックにはあまり取り上げられない史跡や市民でないと知らないような隠れたスポットまで、社員手描きの散策マップを使い、お客さまの希望を聞きながら、それぞれのスタイルに合ったルートを案内する。
また、古地図も用意しており、現代の地図と見比べながら歩くこともでき、北門屋敷ならではの歴史旅を愉しむことができる。宿表門の石垣自体も毛利屋敷のもので、その石の材質や組み方も押さえておきたいチェックポイントだ。
▽萩城三の丸 北門屋敷は山口県萩市堀内210。TEL0838(22)7521。http://www.hokumon.co.jp/
北門屋敷表門