高速バス安心推進コンソーシアムは5日、高速バス利用に関するアンケート調査の結果を発表した。
なお、今回のアンケート調査は2回目の実施となり、1回目(2020年11月)の結果と比較し検証しています。
<調査結果のトピックス> ■約半数が高速バスでの旅行意欲あり。前回(2020年11月)より4ポイントUP。 ■事業者に対し特に求める感染症対策は、「車内の清掃・消毒」「車内でのソーシャルディスタンス」「乗車者全員のマスク着用」がいずれも75%を超える。お客様は安心して利用できる環境を求めている。 ■お客様同士が心掛けるべき感染症対策は、「車内での大声での会話の自粛」や「乗車中のマスクの着用」が約90%。密接に対する意識が高い。 ■今後の高速バス利用再開時期については、「行きたいタイミングで行く」が33%と、まだ再開時期が不透 明な回答が多い。一方、具体的な判断基準は「ワクチン接種後」が11%。 ■「高速バス安心推進コンソーシアム」の取り組みについては、94%が賛同。 |
□ アンケート結果
今回のアンケート結果の詳細は、「高速バス安心推進コンソーシアムHP」(https://busconsortium.jp/result)からも確認できます。
【高速バスの利用意欲】 約半数が高速バスでの旅行意欲あり。
・高速バスでの旅行に対する意欲は、「とても利用したい」「利用したい」と答えたお客様が49%(前回比+4ポイント)と約半数を占める。
・「とても利用したい」「利用したい」と回答した理由は、1位は「価格」、2位は「出発到着時刻の利便性」。
・「あまり利用したくない」「利用したくない」と回答した理由は、「感染拡大への不安」が1位。
【新型コロナウイルス感染症対策】 お客様は高速バスを安心して利用できる環境を求めており、今後も事業者が徹底した対策や対応を行なっていくことはもちろん、事業者とお客様双方で安心できる環境を作っていくことが重要。
① 高速バス事業者に求める感染症対策
・お客様が事業者に求める感染症対策は、「車内の清掃・消毒」「車内でのソーシャルディスタンス」「乗車者全員のマスク着用」がいずれも75%を超えている。 また、「走行中の車内換気」や「乗務員のマスク着用・健康管理」、「乗車前の検温(37.5度以上は乗車不可)」も70%を超える。
② お客様同士が心掛けるべき感染症対策
・お客様同士が心掛けるべき感染症対策は、「車内での大声での会話自粛」が90%、「乗車中のマスク着用」が88%、「乗車日の検温(37.5度以上の場合は乗車を控える)」が86%。
【高速バスの利用再開時期】 「行きたいタイミングで行く」が33%。「ワクチン接種後」が11%。
・「行きたいタイミングで行く」が33%、「当面は控える」が24%と、次回の高速バス移動時期について不透明な意見が多い。
・一方、具体的な再開の判断ポイントは、「ワクチン接種後」が11%と最も多い。
【高速バス安心推進コンソーシアムの活動について】 94%が活動に対し、好意的。
・感染症対策をまとめたサイトページの作成や、お客様の声に基づいたバスサービスの改善などを行うコンソーシアムの活動について、「とても良いと思う」「良いと思う」と回答した人が合わせて94%。
高速バス安心推進コンソーシアムでは、今後も高速バスに安心して利用いただける環境を、事業者とお客様の双方向で作っていくことで感染リスクを下げ、高速バスの安心感を高めることを参画事業者が一丸となって目指します。
□ 調査概要
調査エリア:全国
調査対象者:旅行予約サイト「楽天トラベル」で過去2年間に高速バスの予約履歴があるお客様
調査方法:Webアンケート
回答数:1,727名
アンケート配信日:2021年8月4日(水)~2021年8月16日(月)
調査実施元:楽天グループ株式会社
□ 高速バス安心推進コンソーシアムとは
高速バスを運行する全国のバス事業者64社が、コロナ禍における高速バスに対する“安心”を醸成することを目的として2020年の9月に創設しました。コンソーシアムでは、お客様アンケートを実施することで高速バスを利用するお客様視点を追加し、利用者の安心・不安事項等を把握するための「お客様の声」を共有することにより、各社のサービスに役立てるとともに、乗車時に共通理解を持った上で安心してご乗車いただくための“みんなのお約束ごと”を啓発してまいります。
高速バス安心推進コンソーシアムサイト:https://busconsortium.jp/
□ 参画事業者数 計64社 (※9月末時点)
□ 事務局 WILLER株式会社、楽天グループ株式会社