観光庁が14日に発表した主要旅行業49社の9月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比3.2%減の4384億1110万円だった。内訳は、国内旅行が8.6%減の2294億4980万円、外国人旅行が11.5%増の184億7595万円、海外旅行が2.7%増の1904億8536万円。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は北海道胆振東部地震や台風の影響で北海道、西日本方面が低調だったことから前年実績を下回った。外国人旅行は地震、台風の影響があったものの、欧米豪市場を中心とした個人旅行の取り扱いが引き続き好調に推移し、前年比増となった。
総取扱額が前年実績を超えたのは49社中17社。旅行分野別で見ると、国内旅行は47社中9社、外国人旅行が35社中17社、海外旅行が47社中23社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比8.5%減の1174億8072万円。内訳は、国内旅行が8.4%減の795億8826万円、外国人旅行が12.0%減の4億8586万円、海外旅行が8.6%減の374億661万円。
募集型企画旅行の取扱人数は10.7%減の288万6908人。うち国内旅行は9.9%減の268万9861人、外国人旅行は7.3%減の3万4134人、海外旅行は22.2%減の16万2913人だった。