観光庁が11日に発表した主要旅行業49社の7月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比2.4%減の4319億7876万円。内訳は、国内旅行が3.0%減の2349億1427万円、外国人旅行が6.4%増の189億2212万円、海外旅行が2.6%減の1781億4237万円だった。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は長引いた梅雨の影響などで需要が鈍化し、前年より減少した。外国人旅行は前月に続き欧米豪を中心に好調だった。海外旅行は香港でのデモの影響などで前年比減となっている。
総取扱額が前年実績を超えたのは49社中15社となった。旅行分野別で見ると、国内旅行は48社中18社、外国人旅行が33社中22社、海外旅行が47社中12社で前年比増だった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比3.9%減の1213億9622万円だった。内訳は、国内旅行が3.1%減の853億1235万円、外国人旅行が17.8%減の4億3363万円、海外旅行が5.7%減の356億5024万円。
募集型企画旅行の取扱人数は3.7%減の285万1757人。このうち国内旅行は3.7%減の266万3620人、外国人旅行は3.5%減の4万4760人、海外旅行は3.6%減の14万3377人だった。