観光庁が2月12日に発表した主要旅行業48社の昨年12月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比3.0%減の3523億5628万円。内訳は、国内旅行が4.9%減の2079億6224万円、外国人旅行が1.8%減の139億6836万円、海外旅行が0.1%増の1304億2569万円だった。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は暖冬、雪不足の影響でスキー商品の販売が伸びなかったことなどにより前年割れした。外国人旅行は欧米豪が好調だが、韓国市場の減速などもあり前年比減。海外旅行は年末を中心に欧米方面が好調で、微増となった。
総取扱額が前年実績を超えたのは48社中16社だった。旅行分野別で見ると、国内旅行は47社中21社、外国人旅行が32社中18社、海外旅行が46社中16社で前年比増。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比5.1%減の1014億389万円だった。内訳は、国内旅行が7.2%減の682億665万円、外国人旅行が14.2%減の3億3497万円、海外旅行が0.3%減の328億8227万円。
募集型企画旅行の取扱人数は10.9%減の244万4268人。このうち国内旅行は11.2%減の227万3060人、外国人旅行は1.4%減の3万5212人、海外旅行は7.3%減の13万5996人だった。