トラベルジェイピーは、「民泊に関する旅行者の意識・実態アンケート」結果を発表した。
増加する訪日客の受け皿として注目されている「民泊」は、世界的なAirbnbの普及などの影響で、国内の民泊施設を日本人が利用するケースも増えてきました。一方で、管理面、セキュリティ、人的トラブルなど、まだまだ課題を抱えています。
そこで今回は、トラベルジェイピーユーザーの方々に緊急アンケートを実施し、民泊に対する意識や不安、実際の利用用途などの実態を調査いたしました。
<民泊利用に関するアンケート調査>
◇目的:民泊利用に関する、利用シーン、懸念点、期待点などの調査
◇期間:2018年4月〜5月
◇方法:インターネット調査。トラベルジェイピーサイト上にアンケートページを設置。
◇対象:トラベルジェイピー ユーザー 有効回答数1,382件
※内訳の比率は、数値を四捨五入しているため合計が100%にならない場合があります
全体の約70%以上が、観光やビジネスで安価に宿を手配するために利用と回答。その中でも新しい出会いへの期待や目新しさから利用してみたとの回答も見られる結果となりました。その中で、「修学旅行、部活遠征」に利用するという回答が4位に入る約5%あり、学校・部活関係者が、大人数での宿泊先として、旅館やホテルよりも安価かつ施設数が多い民泊に注目していることが見うけられました。
コメント回答では民泊利用についは不安意見がまだまだ多く、「利用しない理由」として、以前から課題とされている、ホストと宿泊者との折衝や支払い面、施設の衛生面への不安が多く挙げられました。また「人の家に泊まるのに抵抗がある」との漠然とした回答をした人が1/4を占めており、日本人ならではの「他人の自宅に泊まる不安や落ち着かなさ」を払拭する、旅行文化の改善も課題となりそうです。
民泊施設のホストになりたいと思うかどうかの調査では、2/3の人がが「ない」と回答。民泊ホスト側も「他人を泊める不安」を感じている人が多いことがわかりました。
<民泊体験・クチコミレポート>
一方、民泊を体験した旅行ナビゲーターに民泊利用に関する印象や、これから利用を検討する人に伝えたいことなどをアンケートしたところ、意外なプラス意見を多くコメントいただきました。
<旅行ナビゲーターに聞いた民泊のメリット/伝えたいこと まとめ>
・圧倒的に物件数が多く、選択肢が豊富
・価格が安いのにすごく広い部屋が見つかる
・ユニークな体験ができる
・高級な部屋や一棟貸しも多く、別荘のような特別な気分が味わえる
・ホストの思いや新たな知識になる話が聞ける、コミュニケーションがある
・変わった内装やサービスなど、オリジナリティあふれるマニアックな旅が実現する
・日々新しい宿が登録され、宝探し的な楽しさがある