じゃらんは、2018年夏の国内旅行動向と三大旅トレンドを発表した。
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)が運営する旅行情報サービス『じゃらん』は、旅行サイト『じゃらんnet』上の2018年7月14日(土)~8月31日(金)の期間における宿泊予約状況、ならびにアンケート結果より、2018年夏の国内旅行動向を発表いたします。
トピックス
今年の夏の旅行、ここに注目!
近年、SNSの影響もあり、旅の「コト消費化」が進み、体験型観光の人気が続いています。また、旅の目的が個人の趣向に合わせて多様化していくにつれ、これまで旅先になかった体験や景色、付加価値への注目が増しています。この夏のトレンドは、新感覚の体験ができる宿泊施設、SNSの投稿をきっかけとして新たに注目を集める絶景を楽しむ旅、さらに昨年『じゃらん』が2018年の旅行トレンドとして発表した「へるしい旅」の人気も高まっています。
■宿泊予約状況、ピークのお盆初日は昨年より混雑傾向
(『じゃらんnet』国内宿泊旅行データより)
旅行サイト『じゃらんnet』の宿泊予約状況では、例年通りお盆のシェアが高くなっています。特にお盆初日の8月11日(土)の宿泊予約状況は昨年よりも混雑傾向です。
■人気の旅行先ランキング
(『じゃらんnet』国内宿泊旅行データより)
1位「北海道」、2位「沖縄」、3位「東京」と、上位8位までは昨年と同じ順位でしたが、愛知がトップ10入りするなどの変化も。それぞれの人気の秘密を分析します。
■夏の旅行平均予算は上昇傾向 約4人に1人が5万円以上
(『じゃらん』夏の旅行に関するアンケート結果より)
1人当たりの夏の旅行予算が上昇傾向です。予算帯別では、宿泊旅行で5万円以上かける人の割合の伸びが最も大きく、約4人に1人が5万円以上の予算を考えていることがわかりました。
■「旅行先選びの参考にSNS」約4割
(『じゃらん』夏の旅行に関するアンケート結果より)
旅先を選ぶときにSNSを参考にすると答えた人は、全体の約4割。中でも20代は6割以上、50代も35%以上が参考にすると回答しました。SNSで話題になったことをきっかけに、あまり知られていなかったスポットが新たに人気の観光地になる例が相次いでいます。
■トレンドは「多様な宿泊体験」「SNS発!“まるで”絶景」「へるしい旅」
個性的な体験や宿泊者同士が交流のできる宿泊施設が次々登場しています。SNSがきっかけで広まった地域の隠れた絶景を訪れる人も急増中。さらに、国も推進する「旅先で健康になる」ことを目的とした旅も話題に。『じゃらん』編集部がイチオシする今夏の旅行の最新トレンドを発表します。
夏旅の宿泊予約動向(『じゃらんnet』国内宿泊旅行データより)
○混雑ピークはお盆初日の8月11日(土)! 昨年より混雑傾向
旅行サイト『じゃらんnet』の宿泊予約状況によると、昨年同様、8月はお盆期間のシェアが全体的に高く、中でもお盆初日で「山の日」でもある8月11日(土)が混雑のピークとなっています。
人気の旅行先ランキング(『じゃらんnet』国内宿泊旅行データより)
○1位北海道 2位沖縄 3位東京 上位陣根強い人気
旅行先ランキングの第1位は北海道でした。中でも人気のエリアは、アクセスが良く、繁華街もにぎわっている札幌。一方で、2位の函館エリア、3位の洞爺湖エリアのほか、旭川・富良野・網走・釧路など、道内に多くの人気観光エリアがあることが、不動の北海道人気を支えています。
第2位は沖縄。エリア別では離島エリアがトップで、那覇は2位でした。3位の東西海岸エリアも訪れる人が多く、この3エリアに人気のほとんどが集中しています。
ランクが変動したのは、昨年トップ10外から10位に入った愛知県。レジャー施設の周辺に水族館やホテルがオープンしたことや、6月に「名古屋城本丸御殿」が公開されたことなどニュースが多く、観光客が増加していると予想されます。
夏の旅行平均予算 (『じゃらん』夏の旅行に関するアンケート結果より)
○今年の夏旅予算は上昇傾向!
Q あなたが今年の夏の旅行にかける一人当たりの費用をそれぞれ教えてください。※交通費、宿泊費、その他現地での費用を含めてお考えください
●昨年に比べ、日帰り・宿泊旅行ともに予算帯が上昇。
●日帰り旅行では、昨年は5千円~1万円の予算帯が最多で38.1%でしたが、今年は1~2万円が30.4%で最も割合が高くなりました。
●宿泊旅行では、5万円以上の予算帯の人の割合は、昨年が19.2%でしたが、今年は26.9%と大幅な増加がみられました。
●「三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部」によると、企業業績の拡大により2018年夏のボーナスは3年連続増加予想となっています。その期待感もあってか、旅行予算額も上向いていると予想されます。
SNSを旅行の参考にする? (『じゃらん』夏の旅行に関するアンケート結果より)
○約4割の人が旅先選びでSNSを参考に!20代では6割以上
20代でSNSを参考にする人の割合は高く、40代、50代に関しても4割近くがSNSを参考にしているという結果となりました。旅先の選び方も広がりを見せています。
Q あなたは、旅先を選んだり、旅行情報を入手したりする際にSNSを参考にしていますか?
●旅行先選びでSNSを「とても参考にする」「参考にする」と答えた人の割合は、全体で39.7%に上ることが判明。
●SNSを参考にする割合は20代が最も高く、63.6%に。30代でも50.4%と半数を超え、40代が39.4%、50代が36.5%と幅広い世代の人が旅行の準備にSNSを活用しているようです。
※参考にする人の合計は「とても参考にする」「参考にする」を足した数字
調査概要
【『じゃらんnet』 国内宿泊旅行動向抽出条件】
2018年6月8日(金)時点での予約人泊数実績をもとに前年同時期比で算出(昨年データは2017年6月9日(金)時点)
※チェックアウト日ベース、但し宿泊予約状況はチェックイン日ベースで算出
対象期間: 2018年7月14日(土)~8月31日(金)
国内旅行:国内宿泊、ANAじゃらんパック、JALじゃらんパック、インバウンド
※レジャー予約のみ(1室利用人数1名予約は除く)
【夏の旅行に関するアンケート】
アンケート期間:2018年5月25日(金)~5月28日(月)
対象:全国20~69歳の男女
有効回答数:2,109件
調査内容:2018年の夏休み期間(2018年7月14日(土)~8月31日 (金))における国内旅行について
調査方法:インターネットによるアンケート