JTBの団体用宿泊企画商品と連携
宿泊施設向けの予約・販売管理システム「TL―リンカーン」を提供しているシーナッツが、2018年12月にリリースした「TL―GroupTravel(グループトラベル)」。TL―リンカーンは主に個人からの予約に対応するが、新サービスは団体予約の案件管理を担い、すでに1800軒の宿泊施設で稼働している。
この4月からは、JTBの団体用宿泊企画商品「JTBダイレクトAユニット」との連携を開始する。これにより、さらなる団体予約の案件管理の向上が見込まれる。
50社以上のPMSメーカーとの連動は昨年9月から開始。PMS連動は現在、約100軒の宿泊施設で利用されており、「業務の効率化が図れた」と好評だ。
TL―GroupTravelの特徴は、クラウド対応のため複数人による操作が可能。インターネットが使える環境があればリアルタイムで共有できる。過去案件もさかのぼって取り込めるほか、欲しい情報を簡単に探せる検索機能も搭載。併せて、各案件の進捗(しんちょく)状況や営業見込みが簡単に分かる機能もある。
また、さまざまな新機能も追加。昨年は団体案件の期限が近づいた際にアラートメールが送られる「リマインダー機能」、販売先ごとの催行率が簡単に分かる「統計機能」、「室料を算出できる機能」、さらに「予約カード印刷機能」などを追加した。
一方のTL―リンカーンも好評で現在、国内5千軒、海外(韓国)300軒以上で実稼働している。20年1月には予約集計できる期間を1年に延長したり、部屋単価を上げるために重要なグループサイズの集計ができるように統計機能を強化した。「お客さまが笑顔になる自由な時間を創れるように進化していく」と同社。
予約管理システムの株式会社シーナッツ