富士の絶景と手作り塩辛
第539回よその旅館ホテル
──「すぐ前に海と富士の姿を望める」とありますが。
「海のすぐ前に建物があります。うちの近くの建物は淡島が邪魔になり、富士山がなかなか見えないのですが、うちはすべての客室から見ることができます。皆さん、喜ばれています」
──料理はどんなものを出していますか。
「海の幸を出しています。地元で取れたものがほとんどです。肉は使っておりません。高い料金の場合は、伊勢エビやあわびの踊りなどを出しています」
──サービスで心掛けていることは。
「団体のお客さまには、お帰りに塩辛の瓶詰を差し上げています。手作りの塩辛で、皆さまにとても評判がいいです。1個700円で販売もしています」
──接客面については。
「家族的なサービスを心掛けています」
──どんなお客さんが多いですか。
「団体のお客さまもご家族連れもいらっしゃいます。首都圏からや、名古屋からの方が多いです」
──予約は。
「旅行会社が3分の1ぐらいです。インターネット販売もしていますが、ネットで予約は受けられませんので、電話での申し込みをお願いしています」
──経営で困っていることはありますか。
「特にありません。何とかやらせていただいています」
──将来はどんな宿に。
「主人が9年前に亡くなり、私1人で経営していますので、これ以上大きくしようとかは考えていません。今のままで続けていければと思っています」
──1泊2食の料金は。
「平日が税込み1万500円から、土曜日が税込み1万3650円からです」
【13室、47人収容】