日の出と新鮮な魚介類
第848回よその旅館ホテル
──「日の出と新鮮魚介の会席料理」がセールスポイントとあります。
「水平線から昇る日の出を眺められます。全室がオーシャンビューです」
「料理は地元でとれた魚介類などをお出しします。10月から3月にかけては伊勢海老がありますし、ほかには地魚の煮付け、マグロ類、ワラサの刺身など。『あのりふぐ』という地元ブランドの天然とらふぐもあり、こちらは鍋や刺身でお召し上がりいただきます」
「近くで無農薬野菜を自家栽培しています。今はスナックエンドウ、パセリ、サニーレタスなどを栽培しています。このほか減農薬のコメ、特別に浄化した水を館内で使っています」
──お風呂は。
「医王石という温泉成分のある石を使っています。お客さまから『いいお湯だった』『肌がすべすべになった』と言われます」
──どんなお客さんが多いですか。
「志摩スペイン村まで車で約20分です。週末はスペイン村に行くご家族連れが多いですね。観光客のほかは、この冬はサミットの工事関係の方がおいでになりました」
──今年の伊勢志摩サミットは期待できますか。
「うちは会場の賢島まで車で25分ぐらいです。サミットでは、警備関係の方がお泊まりになるかもしれません」
──世界に向けて伊勢志摩がアピールされると思います。
「外国のお客さまは、うちは昨年、バスが3台入ったことがあります。ただ、それ以外はほとんどありません。地元で誘致の勉強をしており、これからどうなるかですね」
──1泊2食の料金は。
「税別8千円からです」
【17室、85人収容】