肌つるつるのチャコ色温泉
第598回よその旅館ホテル
──どんな宿ですか。
「千葉で一番大きい人造湖、亀山湖を見下ろす高台にあります。客室はすべて湖向きにあります」
──温泉があるようですが。
「泉質はナトリウム—塩化物・炭酸水素塩泉。やわらかく、とろっとしたお湯で、色はチョコレート色。入ると体が早く温まり、肌がつるつる、すべすべになります。お客さまからは『こんなにつるつるになったのは初めて』『汗をすごくかく』と言われます」
──料理は。
「料理長が仕込みからすべてやっています。山の物、海の物など地の物を使い、お出ししています」
──サービスで心掛けていることは。
「なるべくお客さまと会話をするようにしています。それからお客さまへの手紙は極力手書きをと心掛けています」
──経営で苦労していることは。
「施設面ですね。昭和50年に建てたものですので、老朽化が進み、一つひとつ改善しなければと考えています。それから景観がよく、温泉も素晴らしいのですが、宣伝不足のため皆さまにあまり知られていません。知っていただくためにもっと努力しなければと思っています」
──ホームページは。
「昨年作りました。予約も受けており、売上の15%前後はホームページからとなっています」
──これからどんな宿に。
「周りの観光スポットに程よく近く、父は観光レジャーを目的とした人向けの宿作りをしてきましたが、私はもっと温泉をメーンにしたいと考えています。将来は露天風呂なども作りたいと考えています」
──1泊2食の料金は。
「1万500円からです」
【15室、80人収容】