伊香保の象徴「石段街」側
第663回よその旅館ホテル
──場所は。
「伊香保といえば石段街が有名ですが、それに面して建っており、温泉街の散策にとても便利です。当館の最大のセールスポイントです（笑）」
──温泉は。
「源泉『黄金の湯』から引いています。かけ流しで24時間利用できます。伊香保独特の茶色いにごり湯で、美肌効果も高く、冷え性などにも効きます。貸し切りで利用することも可能です」
──料理はいかがですか。
「朝夕、原則部屋出しで、5人以上になると宴会場での食事となります。山菜の天ぷらなど山の幸がメーンで、どちらかといえばヘルシー料理。特に女性のお客さまに喜ばれます。部屋数も少ないので、できたてを提供できるのが強みです」
──客層は。
「最近は30〜40歳代のカップルや子供連れのお客さまが目立ちます。ネットエージェントを通しての予約も多いですね」
──木造4階建てですね。
「建物が古いのがネックといえばネック。エレベーターもなく、年配のお客さまにはご不便をおかけしています。バス・トイレも共同なので、予約をいただいた時点でそれらの点をご説明し、了解した上で泊まっていただきます。何とかしたいのですが、なかなか」
──でもクチコミを見ると、「きれいな旅館」という声が少なくありません。
「せめて、掃除だけはきちんとしないと（笑）。十分、気をつけています」
──心がけていることは。
「小さい旅館なので、その分、目が行き届きます。家庭的なおもてなしで接し、ゆっくりと寛いでいただければ嬉しいです」
【8室、1泊2食9千円から】
