新鮮な魚と越前がに
第546回よその旅館ホテル
──「新鮮な魚と家族的なサービス」とありますが。
「魚は自分で取ってくるものが多いです。近海ものでヒラメ、ハマチ、メバルなどがありますし、イカは通年取れます。カニは100%、越前ガニです。冷たいものは出さず、すべてあつあつでお出ししています」
──やはりカニ目当てのお客さんが多いですか。
「そうですね。シーズンはカニ目当ての方が多いです。関西と中京からのお客さまが多く、年齢は20代後半の若い方から70代ぐらいまで、幅広いです。旅行会社とは契約しておらず、個人のお客さまが多いですが、最近では旅館のインターネットを見て予約する方も増えてきました」
──温泉もありますが。
「単純泉で、リウマチ、関節炎によく効きます。大浴場がありますので、そこに入っていただいています」
──サービスで心掛けていることは。
「特にありませんが、お客さまに親切に、家族的なサービスを、と心掛けています」
──経営の悩み事はありますか。
「客室にバス、トイレ付きを求める方が増えてきました。うちにはありませんので、できれば直したいと思っています」
──これからどんな宿にしていきたいですか。
「一度来ていただいたらまた来ていただけるように、自分の家に帰って来たと思っていただけるように、“第2のふるさと”のような宿にしていきたいです」
──1泊2食の料金は。
「11月からのカニシーズンは2万1千円から、4月から10月までのカニのオフシーズンは1万500円からです」
【8室、32人収容】