06年度、国内を宿泊旅行した全国約1万人を対象に、じゃらんリサーチセンターが実施した調査で、「魅力的な宿泊施設が多かった」都道府県の1位に沖縄県が選ばれた。同県は「魅力的な特産品や土産物が多かった」「地元の人のホスピタリティ(おもてなしの心)を感じた」の項目でも1位にランクされた。
調査は今年4月、インターネットを通じて実施した。昨年度1年間に実施したすべての宿泊旅行(出張や帰省、修学旅行などは除く)について、行き先や回数、旅行費用などを調べた。1万280人が回答。
沖縄県に魅力的な宿泊施設が多かったと答えたコメントを見ると、リゾートホテルやオーシャンビューの施設を挙げる声が多く、「少数派だが、コンドミニアムという回答も複数あった」(同センター)。2位の大分県は歴史のある旅館名を挙げる声が多く、以下、長崎県、千葉県、岐阜県と続く。
ホスピタリティの面でも沖縄県の強さが光っているが、2位以下では九州と東北エリアの県が数多くトップ10入りしているのが目立つ。
一方、子供や若者、大人が楽しめるスポットや施設が多かったのは、東京ディズニーリゾート(TDR)を擁する千葉県が1位となった。特に子供と若者については1位千葉県、2位沖縄県、3位大阪府と同じ順位に。
大人でもTDRの人気が高く、千葉県が1位となったが、2位には京都府と沖縄県が入った。「子供や若者と比べ、多岐にわたるスポットや施設が挙げられる結果となった」と同センター。4位は東京都、5位は大阪府だった。