日本旅行業協会(JATA)は、能登半島地震のあった能登半島で現地調査を実施したうえで23日、「観光客の受け入れ態勢は既に十分なレベルに復旧しており、能登への旅行は問題ない」との見解を示した。
現地調査は17、18の両日、和倉温泉、輪島地区を中心とする主要な宿泊施設や観光施設、道路などの旅行事情に関して行った。「報道されているような被害は一部地域に限られており、既にほとんどの地域で地震前の状況に回復していることが確認できた」という。
また、風評被害で入込客数が落ち込んでいる状況も現地で目撃。JATAは、情報が正確に市場に発信されていない、旅行業界が情報不足から送客回避をしている、の2点を風評被害の理由と見て、「現地の正確な最新情報を業界として共有し、市場に発信していく必要がある」と訴えている。