観光庁の井手憲文長官は16日の専門紙向け定例会見で訪日外国人旅行者について触れ、「2012年は900万人を目標に掲げていたが、(達成は)かなり厳しい」との見通しを示した。
一方で、東南アジア諸国連合(ASEAN)などの増加が著しいことから、ASEAN向けイベントや招請事業などを年度内に追加、実施する方針を明らかにした。
10月の訪日外客の動向について、中国のダウンは「尖閣諸島の影響が出ている」と述べた。同じように領土問題を抱える韓国だが「マイナス幅が縮小するなど上向きに転じており、明るい兆しが見える」とした。