「コロナ禍での観光のいま」 財団交通公社が10月に旅行動向シンポジウム


 公益財団法人日本交通公社は、「第31回旅行動向シンポジウム」をオンラインで10月28、29日に開催する。同財団の独自調査をもとに「コロナ禍における世界・日本の観光のいま」を解説するほか、「ポストコロナ社会において注目したい観光の変化」に関する研究結果を報告する。

 10月28日は、インバウンドを中心としたプログラム。各国のコロナ感染の感染状況やワクチン接種率の推移など「コロナ禍における世界の観光動向」や「コロナ禍におけるインバウンド市場の動向・意識」「働き方と旅行のあり方」について同財団の研究員が解説、報告を行う。また、社会における「多様性」への関心の高まりを受け、観光産業としても旅行者や従業員の多様性について理解を深めるため、「誰もが楽しめる旅行のあり方」について考察する。

 翌29日は日本人の旅行が中心。「コロナ禍における日本の観光動向」として国や地方自治体、地域の事業者の観光分野での対応状況について解説した後、「コロナ禍における日本人旅行者の動向・意識」を分析する。

 後半は、講演者として那須塩原市観光局局長の西須紀昭氏と津久見市観光協会事務局長の紺田猛氏が登壇。「観光地が創る、安心・安全・楽しめる観光」をテーマにコロナ禍、コロナ後の変化に対応する地域、特に観光協会が果たすべき役割について考える。

 また、「脱炭素社会における観光地のあり方―コロナ下で見つけた2030年の芽―」と題して、環境対応に関する世界の事例を紹介した上で、2030年の観光地のあり方について仮説とキーワードも提示する。

 参加費は無料。

 
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