北東北の地方自治体などが連携し、2月に各地で行われる5つの雪祭りを「みちのく五大雪まつり」としてPRしている。広告宣伝などを強化し、冬季の旅行需要の掘り起こしを目指す。
みちのく五大雪まつりは、青森県八戸市の八戸えんぶり(2月17〜20日)、同弘前市の弘前城雪燈籠まつり(2月8〜11日)、岩手県雫石町の「いわて雪まつり」(2月1〜11日)、秋田県男鹿市の「なまはげ柴灯まつり」(2月8〜10日)、秋田県横手市の「横手かまくら」(2月15、16日)。
八戸えんぶりは、国の重要無形民俗文化財に指定されている豊年祈願の民俗芸能。弘前城雪燈籠まつりは、雪化粧した城の天守と老松をライトアップ。いわて雪まつりは、小岩井農場を主会場に花火などのイベントを開催。なまはげ柴灯まつりは、柴灯祭となまはげを組み合わせた祭りで、第50回の記念行事として50匹のなまはげがそろう。横手かまくらは、人が入れる100基ほどのかまくらを設置し、甘酒やもちを振る舞う。
五大雪まつりの情報発信では、JRの主要駅や高速道路のサービスエリアなどにポスターを掲示し、集客に努めている。
五大雪まつりの事務局は、会場となる地方自治体の持ち回りで、今年は秋田県横手市が担当している。11日、横手市観光物産課の本戸卓也さん、市観光キャンペーンレディーの飛澤花奈子さん=写真=が東京都台東区の観光経済新聞社を訪れ、五大雪まつりをPRした。
飛澤さんは「雪まつりを楽しんでもらい、地域の人々と交流し、温かな気持ちになってほしい」と話している。