ONSEN・ガストロノミーツーリズム推進機構(小川正人理事長)とその事務局を担うANA総合研究所、インターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)は11月29日、初めて「Premium ONSEN・ガストロノミーウォーキング」イベントを大分・別府で開催した。参加者は60人、参加費は1人1万5千円。世界に誇る温泉地である「別府のルーツをたどる旅」をテーマにし、自然、歴史、食文化に加え、本物のラグジュアリー体験「インターコンチネンタルライフ」を掛け合わせた体験を提供した。
「ONSEN・ガストロノミーツーリズム」は、欧米を中心に世界に広がる地域の自然、歴史、食に触れるガストロノミ―ツーリズムに、日本独自の「温泉」をプラスしたもの。2016年11月に別府で初めて開催され、今年11月現在で開催回数は63回となり、約1万5千人が参加している。
今回は、大分県別府市、B―bizLINK、ANA大分支店の協力のもと、同イベント初の「プレミアム」のタイトルを付けて開催した。
イベントでは、専門ガイドが約6キロのウォーキングを案内。別府温泉の源泉「塚原温泉 火口乃泉」、硫黄の香りや白濁の湯が特徴の「明礬温泉」などを散策した。食事は、別府の特産品を別府ならではの調理法で提供。フレンチレストランで地元野菜の前菜料理や、別府特有の地獄蒸しを生かしたイタリアン炭火焼き料理などを堪能した。このほか、別府の伝統芸能である「夜多羅編み」の実演見学を行った。ゴールの「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」では、カクテルパーティーが行われ、参加者らが交流した。
小川理事長は、「別府でのイベント開催は4回目。初めてプレミアムの冠が付くイベントを同地で開催できることに意義を感じている。ANAセールス主催のANAトラベラーズで宿泊を兼ねたプランを先行発売したところ、あっという間に完売した。新たな取り組みへの期待値の高さを感じている。今後もIHGと新たな取り組みを行い、温泉地の新しい滞在の仕方を発信していく」と話す。
ウォーキングを愉しむ参加者