国土交通省は1日、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の一環で、外国人にとって魅力的な日本の土産品を選ぶコンテストの参加商品の募集を始めた。4回目の開催だが、今年から部門構成を一新。来年7月に開かれる北海道洞爺湖サミットの主要議題が「環境問題」であることから、資源の節減やゴミ減量につながる商品を選ぶ「エコ部門」を新設したほか、日本のアニメ文化などへの関心を反映し、キャラクターグッズやフィギュアなどを対象とした「クールジャパン部門」を加えた。
名称は「VJC魅力ある日本のおみやげコンテスト2008」。応募締め切りは来年1月27日。VJC重点市場の12の国・地域の外国人有識者を審査員に加えて選考する。来年2月21日に最終審査会を開き、各賞を発表する。
前回までは、「食品」「民工芸品」「生活用品・その他実用品」の3部門だったが、今回から(1)地元産原材料を使った食品部門(生鮮品は除く)(2)職人技部門(3)エコ部門(4)クールジャパン部門──の4部門に変更した。
エコ部門は、環境に配慮した商品として、リサイクルされた原材料からできた商品、廃棄されても自然分解される商品などが対象となる。商品例には、生分解性プラスチック製品、廃油再生石けん、エコバッグ、風呂敷などを挙げている。
クールジャパン部門は、新しい日本文化の魅力を伝える商品が対象。食品部門は前回も設けられていたが、今回は地域産の原材料を使用した食品に限定した。職人技部門では、熟練の職人が伝統技術を駆使して作った民工芸品を選ぶ。
商品の応募は、製造メーカーや販売店の自薦、一般の団体・個人からの推薦、どちらでも受け付ける。応募は専用ホームページ(http://www.vjc-omiyage2008.com)から登録。各部門に金、銀、銅の各賞、12重点市場別の地域賞を設定している。受賞商品の応募者には旅行券を贈る。