Trip.comとアマゾン・ウェブ・サービスが、共同イノベーションラボ設立に向け覚書を締結
Trip.comとアマゾン・ウェブ・サービスは12日、共同イノベーションラボ設立に向け覚書を締結したと発表した。
グローバルな旅行サービスプロバイダーTrip.comは、世界で最も包括的で、幅広く採用されているクラウドサービスを提供しているアマゾン・ウェブ・サービス（AWS）とコラボし、共同イノベーションラボを設立すると発表しました。このラボは、AWSとTrip.comの専門家を結集し、オンライン旅行プロバイダーが提供する旅行やサービスを向上させる新しい技術を開発することを目的としています。Trip.comとAWSは、クラウドコンピューティングや人工知能に関する技術リソースや知識を集約し、Trip.comの顧客をサポートする新しい仕組みの開発を目指しています。
Trip.comは、お客様により便利で魅力的な旅行を楽しんでいただくため、世界中の旅行者に多彩な旅行商品を自社のワンストップサービスアプリでお届けしております。
Trip.com Groupの上級副社長、Chen Zhang（チャン・チェン）氏は、次のように述べています。「AWSと共に、共同イノベーションラボ設立に向けた覚書を締結したことを大変嬉しく思います。Trip.comは、常にお客様の満足度を上げるため、継続的に技術開発に取り組んできました。共同イノベーションラボが目指しているのは、旅行をより身近にし、究極の旅行体験を提供することです。そのために、最新技術・著名な専門家・Trip.comとAWSの優秀な研究者を活用します。 」
Trip.com Group上級副社長Chen Zhang氏
AWS Greater China、Growth Acceleration部門のゼネラルマネージャーのGu Fan（グ・ファン）氏は、次のように述べました。「Trip.comは世界トップのワンストップ旅行サービスプロバイダーであり、グローバル開発のロールモデルです。当社のビッグデータ、人工知能、機械学習分野でのクラウドサービスと、これまでの成功事例を、共同イノベーションラボを通じて、Trip.comが既存のビジネスの拡大や新しい成長機会の発見、そして世界中の旅行者に『完璧な旅の達成』をもたらすという同社のミッションの達成を継続的に支援できることを光栄に思います。」
共同イノベーションラボは、人工知能、フライト事業、ホテル事業、国際事業、クラウドテクノロジーを含む5つのプログラムに焦点を当てています。
近年、Trip.comは、先端技術でマーケティング能力とサービス品質を改善するために、AWSとの協力関係を強化してきました。400以上の国際事業のマイクロサービスをAWSに移行し、より多くの部門や成熟したビジネスコンポーネントツールにも適応できることを証明しました。
その結果、Trip.comの航空券予約システムは著しく改善され、総合的なメモリ消費量を96％以上削減し、大幅なコスト削減を実現しました。
新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの期間中、Trip.comは革新的なライブ配信シリーズ「DreamNowTripLater」の立ち上げに成功しました。AWSのサービスを活用して、Trip.comは、強固・高品質・魅力的なライブストリームを通じて、「本物の旅行体験」を旅行者に紹介することができました。
また、AWSの導入により、Trip.comはより速く安定したシステムで何百万人ものグローバルユーザーに対応できる信頼性の高いサービスを提供し、航空会社や提携先ホテルとの接続を強化することができました。
更に、この協力の一環として、Trip.comはAWSを活用し従業員に、クラウド・コンピューティング・アーキテクチャ、開発、操作、コンテナ、データ分析、データベース、セキュリティ、人工知能、機械学習などさまざまな分野のトレーニングとAWS認定資格を提供します。これにより、従業員がクラウドコンピューティングを活用してスキルアップとイノベーションを図ることを支援します。AWSとTrip.comは4年間のトレーニングプランを共同で開発し、AWSのカスタマーサービスチームがサポートする包括的なトレーニングコースを通じて約2,000人の従業員を育成する予定です。
Trip.comとアマゾン・ウェブ・サービスが、共同イノベーションラボ設立に向け覚書を締結
