日本旅行が消費者アンケート
日本旅行はこのほど、同社の個人旅行商品ブランド「赤い風船」の専用サイトで「旅とSDGs」に関する消費者アンケートを行った。旅行プランを選ぶ際、SDGs達成に向けた取り組みに貢献している商品を選ぶかの質問で、「これまでなかったが、今後は意識して選びたい」が57%と半数超を占めた。半面、旅館・ホテルの使い捨て歯ブラシなどの備品は「なくてもいいがあった方が良い」を含めて「必要」と答えた人が約8割に上った。
SDGs達成に向けた取り組みに貢献している旅行商品を「選ぶ」と回答したのが8%にとどまるものの、今後意識したいとする回答が半数超を占めた。このほか「意識はしたいが選ぶまではない」が30%、「選ばない」が5%。
「脱プラスチックの取り組みが増える中、ホテルや旅館に置いてある使い捨ての歯ブラシなどの備品は今後も必要ですか」の問いでは、「なくてもいいがあった方が良い」が59%。「必要」の19%と合わせて78%がアメニティの必要性を感じている。「必要ない」は22%にとどまった。
「旅行業や観光業に求めること」を複数回答で聞くと、「SDGsに取り組んでいるホテルや観光施設の明示」が最も多く、以下「取り組みによるポイント等への還元」「SDGs達成に貢献できる仕組み、プラン」「交通機関等のCO2排出量などの明示」の順で回答が多かった。
「旅行者として気を付けている(気を付けたい)こと」(複数回答)は、約8割が「食べ残しをしない」を挙げた。このほか「シーツなどの交換不要(連泊時)」「節水」「マイアメニティの持参」が挙がった。