日本旅行協定旅館ホテル連盟(日旅連、桑島繁行会長)は10日、東京のホテルメトロポリタンエドモントで第13回「日旅連塾」を開いた。日旅連の全国12支部連合会などが進めるSDGs(持続可能な開発目標)達成につながる商品造成などの取り組み事例を担当者らが発表。「デジタル」「メタバース」をテーマとした講演、発表も行った。
塾は日旅連の「営業推進委員会」メンバーなど若手経営者らを対象に2009年から実施。今回は日旅連と日本旅行による「SDGs共同宣言」の締結(今年3月)に伴い、連盟の支部連合会が日本旅行の各地の企画・仕入センターなどと進めるSDGsの目標達成につながる商品開発の事例を中心に発表した。
北海道支部連合会と日本旅行北海道企画・仕入センターが進める「知床地区の生物多様性をより深く知り、知床での滞在を充実させるプログラム開発」は、観光客による野生動物への過度な接近や餌やりで知床地区の生態系への悪影響が懸念される中、同地区の自然を次世代につなぐ取り組みとして、生態系を傷つけずに同地の観光を楽しむ企画を開発。
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