
JR東日本は9月15日、NFC(近距離無線通信)タグを活用した「駅のスタンプ」デジタル化の実証実験を始めた。山手線30駅を中心とする全78駅が対象。Suicaのようにタッチで利用できるサービスの拡大を目指す。来年1月5日まで。
駅のスタンプは、各駅に設置されたスタンプ台のNFCタグにスマートフォンでタッチすると、デジタル版のスタンプが取得できるというもの。スタンプは写真と重ねたり、SNSでシェアしたりできる。スタンプを集めるには、実証実験用アプリ「NFC Farm」のダウンロードが必要。スタンプを10個、40個、78個集めるごとに限定スタンプが獲得できる。
実証実験では、NFCタグによるスタンプ取得履歴と実証実験用アプリに登録したSuicaの利用履歴から、参加型イベントと鉄道利用の関連性を数値化する。「今後の参加型イベントの魅力向上や地域の沿線施設と連携した新しいビジネスに活用する」と同社。