NECディスプレイソリューションズは、業務用液晶ディスプレイ「マルチシンク」の新商品を8日から順次発売する。フルHD対応の高解像度モデル5機種で、従来機種に比べ機能の向上を図った。併せて省電力化や薄型化なども実現した。
「LCD—P462」と「同P402」は、長時間運用でもシミやムラへの耐性が優れたパネルを搭載。「24時間連続稼働にも耐える高い信頼性を確保した」と同社。一方の「同V651」「同V462」「同V422」の3機種は、基本性能が充実。「手軽にデジタルサイネージ(電子看板)を実現できるコストパフォーマンスの高いモデル」という。
同社独自のオプションスロットを標準装備した。シングル・ボード・コントローラーやメディアプレーヤなどを装着することで、クライアントPCが不要でスリムなデジタルサイネージ環境を構築できる。
10ワット・10ワットの高出力ステレオスピーカーを内蔵し、音声付きのデジタル広告などにも対応する。「デジタルサイネージの演出効果を高める」と同社。テレビ会議でのディスレイ用途にも使えるという。
ディスプレイは、最大6面まで組み合わせることが可能なほか、省電力設計も特徴。消費電力は同社従来比で3〜26%の削減に成功した。
薄型構造も特徴だ。P462とP402は本体奥行きを同社従来比で約26%削減。P462は左右上下のベゼル幅が16.5ミリ、P402は、同15.5ミリのアドバンスド・スリムベゼルを採用。壁掛けなどデザイン性のある設置にも効果的だ。
この件についての問い合わせ先は、NECモニター・インフォメーションセンター(TEL0120・975・380)。
マルチシンクLCD—P462