近畿日本ツーリスト(KNT)が2月27日発表した06年12月期の連結決算は、営業収益が前期比2.1%減の827億5200万円、営業利益は同28.1%減の14億900万円、経常利益が同21・8%減の20億5800万円、当期純利益は同35.5%減の12億9500万円で、減収減益の厳しい決算となった。
国内旅行については、メイトは団塊世代を対象とした提案型商品「しばし京都人」など関西方面の商品や、旭山動物園、世界遺産・知床を扱った北海道方面の商品などが好調だったが、夏のファミリー商品をはじめとした宿泊企画商品が低調だったのが響いた。
07年度については営業収益875億円(前期比6%増)、経常利益28億円(同36%増)、当期純利益は横ばいの13億円を見込んでいる。
営業利益は2ケタ増加 KNT単体
KNTの単体決算は営業収益が前期比1.8%減の668億700万円となったものの、営業利益は同13.1%増の3億5千万円と2ケタの増加になった。経常利益は同2%減の13億900万円、当期純利益は同16.1%減の12億8千万円だった。
07年度業績予想は営業収益713億円、経常利益18億円、当期純利益9億円。