近畿日本ツーリスト(KNT)は5日、東京・錦糸町の東武ホテルレバント東京で開いた「大海外旅行交流コンベンション」の中で、5月に開店予定の銀座支店「SalondeMarronnierGINZA」(仮称)の概要を発表した。太田孝社長は「富裕層限定マーケットの旗艦店として位置づけている」と強調する。
同支店は銀座マロニエ通りに新規開店するイタリアの高級皮革ブランド「ボッテカ・ベネタ」が入居するビルにオープン予定。オーダーメイド型ハイエンドFIT商品やオリジナルブランド商品を提供する。
大海外旅行交流コンベンションは5回目。政府観光局や航空会社、手配代理店など183の企業・団体から約300人が参加し、KNTの各支店と商談を行った。「参加した政府観光局・企業数は過去最大」(総務・広報部)となった。
午前11時から午後5時まで行われたワークショップには、KNTの全国営業本部カンパニー、ECC(イベント・コンベンション・コングレス)カンパニーから約150人が参加し、54の支店別ブースを設置。各観光局、企業関係者はいくつものブースを回って持ち込んだ旅行素材をアピールしていた。
プレゼンテーションではKNT企画の文化交流イベントで「ツアー・オブ・ザ・イヤー2006」を受賞した、「世界遺産シリーズ~交流の翼」の紹介ビデオを放映したほか、越智良典・執行役員海外旅行部長が06年の海外旅行概況と07年の方針を説明。この中で、チャーター機での送客人数を3万人とする数値目標を掲げ、7月に航空券の販売からスタートするダイナミックパッケージの展開を明らかにした。
海旅交流コンベンションは5回目