近畿日本ツーリスト(KNT)は5月2日、台湾に現地法人「台湾近畿国際旅行社股●有限公司(●=にんべんに分)」(KNT Taiwan Co.LTD)を設立した。営業開始日は7月2日。同社では新しい現地法人を中国、台湾、香港からなる「大中華圏」での事業拠点の1つとして位置付け、成長領域とするグローバル市場のうち、飛躍的な成長を続ける中国・アジアでの事業を加速させたい考えだ。
同社では09年以降、韓国・ソウル、中国・上海、タイ・バンコク、香港に現地法人や現地法人の支店を開設して中国・アジアマーケットへの事業展開を進めており、台湾での現地法人の設立もその一環。
資本金は6千万ニュー台湾ドル(約1億5600万円)で、株式数は600万株。KNTと假日旅行社股●有限公司(●=にんべんに分)がそれぞれ50%を保有する。
事業内容は、台湾発の訪日旅行と海外旅行の取り扱い。テーマ型旅行や高品質旅行を手がけるほか、事業開発なども行う。
取り扱い目標は、14年度に約4億円。
新会社の代表取締役は王振銘、社長執行役には中野貴司の各氏が就いた。従業員は8人。
所在地は台北市大安区新生南路一段93号6楼之1。TEL886・2・8771・7551、ファクス886・2・8771・7552、日本語専用電話は886・2・8771・3024。