KNT—CTホールディングス(KNT—CTHD)は17日、国内旅行部門の大規模商談会「国内大交流コンベンション」を東京・早稲田のリーガロイヤルで開催した。会社側と近畿日本ツーリスト協定旅館ホテル連盟(近旅連)、近畿日本ツーリスト全国ひまわり会の会員(パートナー)らが出席。過去最多の500人を超える参加者が一堂に会し、活発な商談が行われた。
同コンベンションは一昨年に初めて開催され、今年が3度目。年を追うごとに参加が増加している。商談会では同社と同グループ企業が合計48カ所のブースを設けた。
はじめに国内旅行部長の斉藤篤史氏が「満足度の高い商品を作るには皆さんとのコミュニケーションが大切。こういう交流の場は財産であり生命線でもある。情報をいただき、社員はきっちり持ち帰り、末端まで情報共有、伝達することが大切。販売を拡大するためにも有意義な商談会にしてほしい」とあいさつした。
また、斉藤氏は、13日にKNT—CTHDが山形で開催した「最上川ミュージック花火」についても言及。「近畿日本ツーリスト(近ツー)、近畿日本ツーリスト個人旅行(近ツー個人)、クラブツーリズム、地域旅行会社を含め全国内旅行会社が連携して行った初めてのオリジナルイベント。現場の皆さんの情報と協力もあってイベントは成功し5千人を集客した。今後もさまざまな情報をもらって、一緒にイベントやツアーを作り上げていく」と強調した。
3時間の商談の後はパートナーが中心となり、各地域に分かれて観光素材を売り込む分科会が開かれた。ご当地キャラクターが登場するなど、各地区が趣向を凝らせた観光PRを行った。
夜は同社の吉川勝久会長、戸川和良社長、近ツーの小川亘社長、近ツー個人の岡本邦夫社長も参加し、懇親会が行われた。
500人が参加した熱気溢れる会場