
海外通信手段、ローミングの満足度が最も高く
KDDIは3月27日、「海外旅行に関する調査2025」の結果を発表した。この調査は、直近3年以内に海外旅行に行った15歳から69歳の男女1,000名を対象に実施した。
調査結果によると、直近の海外旅行先は「アジア」が63.7%と最も多く、次いで「北米・グアム・サイパン・ハワイ・南米」が19.1%となった。国・地域別では、韓国(19.2%)、台湾(15.9%)、ハワイ(9.7%)の順に人気が高かった。
海外旅行で満喫できたこととしては、「グルメ」(53.2%)が最も多く、「ショッピング」(41.2%)、「リラックス・リフレッシュ」(39.1%)が続いた。年代別にみると、「リラックス・リフレッシュ」と「自然・風景」は年代が上がるほど高くなる傾向がみられた。
注目すべき点は、半数近く(48.9%)の回答者が何らかのトラブルや困りごとを経験したと回答していることだ。最も多かったのは「言葉が通じなかった」(30.9%)で、「予算がオーバーした」(20.4%)、「交通機関が遅延した・キャンセルになった」(18.4%)が続いた。
海外旅行の費用については、平均31万円かかったという結果が出た。旅行先別にみると、韓国旅行者は平均19万円、台湾旅行者は20万円、ハワイ旅行者は44万円だった。
海外旅行時のインターネット利用に関しては、「地図・ルート検索」(51.0%)が最も多く、「観光情報検索」(40.4%)、「グルメ情報検索」(35.4%)が続いた。年代別では、10代・20代で「SNS」(41.5%)が1位となった。
データ通信のために利用したサービスは、「海外Wi-Fiレンタル」(30.3%)が最も多く、「海外ローミング」(18.9%)、「海外用SIMカード」(14.9%)が続いた。満足度については、「海外ローミング」利用者の40.2%が「非常に満足」と回答し、最も高い評価を得た。
海外旅行でのデータ通信手段に対する懸念としては、「充電が切れないように気を遣う」(50.8%)が最も多く、「料金が高くならないか心配」(42.5%)、「紛失しないように気を遣う」(40.9%)が続いた。
一緒に海外旅行に行くと楽しい旅になると思う芸能人では、「出川哲朗さん」(47名)、「明石家さんまさん」(39名)、「渡辺直美さん」(21名)が上位に挙がった。